郫県豆辧(黒い豆板醤)について語る
Special interview
特別インタビュー:郫県豆辧(黒い豆板醤)について語る
特別な食材・・・四川豆板醤
わたしにとって、郫県豆辧(ピーシェンドウバン)はなくてはならないものです。
立川にある麻婆豆腐専門店で使っているのも100%郫県豆辧です。
四川料理では、いろいろな食材を使います。日本で手に入る食材もたくさん使うことができますが、でも、最も大切な調味料”豆板醤”や基本的な調味料だけは、日本国産のものでは最高級品が手に入りません。気候や風土が違うため、どうしても本場四川と同じものはできないのです。
四川料理では最も大切な調味料ですから、昔はわざわざ父と一緒に四川へ行って、持って帰ってきていました。
山椒、四川唐辛子、そして豆板醤・・・。
四川唐辛子には特に思い入れがあって、お店の中の一角に山盛りにして飾っています。
最高の豆板醤で風味が変わる
豆板醤という調味料は、日本の食文化における味噌のようなものです。品質の良い唐辛子を使用して、何年も寝かせて発酵させて作ります。
豆板醤を造る職人さん達は、発酵の様子に気をつかいながら、何度も何度も丁寧にかき混ぜて熟成させます。いい豆板醤は、それだけを味わっても深みがありどんな料理にでも使えます。
陳建一さん 最高の四川料理をお客様に味わっていただくために、豆板醤は特に厳選してまいりました。
わたしが今使っている郫県豆辧は、四川料理がお好きなすべてのお客様に自信をもっておすすめできるものです。
本物の食材をどうぞご堪能ください。