漢方で知られている「冬虫夏草」は、昆虫に寄生するキノコで、冬季に昆虫に寄生します。
そして、徐々に昆虫の養分を吸い取り、夏季になると昆虫の殻を破って芽を出し成長したものをいいます。
「さなぎたけ」と「冬虫夏草」との大きな違いは、虫が無い点です。
「さなぎたけ」は、天然の虫が持つ栄養分と同じ成分を含ませた培養基で、人工的に栽培した真菌類(きのこ)の一種です。
名前に「花」の文字が使われているため、花の部分と思われる方もいますが、きのこなので、花はありません。
「さなぎたけ」の成分は「冬虫夏草」と似ていますが、成分含有量の差異が大きく、効能については臨床試験中のためまだ漢方薬としては使用されていません。
食感が良く、色形が金の糸のようなので、現地料理人たちから愛され、スープや前菜などに使われています。

さなぎたけの戻し方:
かるく洗って、熱湯に３分程浸けるまたは茹でてからご使用ください。水で戻すと、黒ずむ場合がございます。この戻し汁は、うすい褐色になり、きのこ独特の香りと旨味がありスープにお使いいただけます。